医療報酬ファクタリングとは?

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手数料支払い金融

ファクタリングとは、売掛債権を業者に売却して資金を調達するための仕組みです。売掛債権とは、将来的に自社の売上に計上できる予定になっているお金、約束手形などが代表的です。約束手形とは、商取引における代金決済方法の一つで、将来の一定期日に代金を支払うことを約束した有価証券を指します。このよう権利をサービスを提供しているファクタリング企業に売却すると手数料を差し引いた金額の現金を手にできます。

ファクタリングには色々な種類があるのですが、その中でも医療機関に特化しているのが医療報酬ファクタリングです。診療報酬債権を業者が買い取りして現金化するサービスで、診療報酬債権には調剤報酬をはじめ、介護給付費・障害給付費・訪問看護療養費なども含まれるので医療機関はもちろん介護施設などでも適用されます。一般的な企業における売掛債権の売却は、取引先の会社から入金を担保にして現金化する形になりますが、医療報酬は病院や介護施設など社会保険診療報酬支払基金(社保)や国民健康保険団体連合会(国保)からの入金を担保にするのが特徴です。これらは未回収になるリスクが非常に低いので、ファクタリングの審査が柔軟に行われるメリットと通常の売掛債権譲渡による手数料よりも安いなどのメリットがあります。

なお、将来入金予定になっている医療報酬を前借する形になるので、将来の入金額は減少することになるため一時的に資金が不足しているときだけ利用するもの、このような考えが大切です。

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