売掛金現金化の仕組みについて

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売掛金現金化金融

長引くコロナ禍で資金繰りに苦戦している個人事業主や中小企業は多いと思われます。資金繰りが厳しい状況下で、売掛金を現金化できる「ファクタリング」という仕組みがあることをご存じでしょうか。ここ数年で日本でも利用する企業が増えていますが、ヨーロッパや中国などの海外ではすでに一般的な資金調達法のひとつで、売掛金をファクタリング会社に売却することで資金を調達します。ここでは売掛金現金化の仕組みについて解説します。

先ほど説明した通り、売掛金現金化できる仕組みをファクタリングと言います。大別すると、2社間・3社間の2種類があります。2社間ファクタリングは、自社とファクタリング会社の2社による契約です。2社間の場合、売掛先に債権譲渡の通知をせずに売掛金現金化できるメリットがあります。

一方で手数料が高くなる傾向があるのがデメリットです。手数料が高いのは、取引先が関与していないため売掛金を回収できないリスクがあるからです。3社間ファクタリングは、自社とファクタリング会社に加えて、取引先との3社間契約になります。3社間の場合、取引先を新たに加えて前もって売掛金を譲渡し、売掛金の支払先をファクタリング会社に変更します。

それに対して、取引先の同意を得る必要があります。売掛先会社も加えた契約になるので、売掛金が回収できないリスクが少なく、手数料が低めに設定されるメリットがあります。一方で2社間ファクタリングと比べると資金調達スピードが期待できなくなるのがデメリットと言えます。

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